長崎しにせ会加盟店は激動の歴史とともに歩んで参りました。
今回は『有限会社鍵屋薬品本舗様』のご紹介。

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長崎で漢方薬と言えば、鍵屋薬品本舗

第二十五回/旧ョ屋薬品本舗

■店舗にある看板

屋号の「鍵屋」は今を遡ること三百年前、江戸元禄時代、薬の製法技術や錠前の鍵の製法技術を秘密としたことに倣い、共に秘密とされたことから殿様より賜った屋号をそのまま踏襲している。



■縦型看板



■鍵屋肥児丸
時は元禄申戌七年、漢方小児家伝薬としてその製法確立をみる。
紀州藩出身で当時長崎在住であった立石開祖の手により、中国漢方古書を元とする。「回春肥児丸」を日本人の体質に合わせ処方改善し造り上げられた漢方小児家伝薬。
【かんむし胃腸の良薬】

■鍵屋順和湯
婦人良薬として女性特有の不快な症状を改善するため厳選された天然の草根木皮を配合したご婦人専門の漢方薬製剤、鍵屋順和湯。


昭和戦後間もない、テレビなどがまだ今日のように普及してない時代。当代でも珍しいチンドン屋を鍵屋肥児丸の宣伝として採用。当時も斬新な方法で市内で評判となり、市民に大変親しまれていた。
長崎でも初めてのチンドン屋として三味線を弾き、飾り傘をさして鍵屋肥児丸を宣伝してくれた伊藤辰二郎さんを思い偲んでくださる方々もまだ多くいらっしゃる。


■店内に展示してある宣伝風景




■伊藤辰二郎さんの宣伝衣装


■肥児丸の宣伝人として活躍してくださった
在りし日の伊藤 辰二郎さん

 



十五代目 福地弘充


さるく博’06の見聞館

「くすり見聞館」認定 十五代目代表取締役社長 福地弘充氏も館長として対応している。
店内には江戸元禄時代より代々伝わる「鍵屋肥児丸(かぎやひにがん)」「鍵屋順和湯(かぎやじゅんわとう)」などを展示。(現在は諸事情により一旦製造を中断している)そのほか、今では動物保護法の施行に伴い入手が困難となった犀角やジャコウ、サルの頭の黒焼きなどの動物性生薬、鼈甲細工の天秤や家伝薬の調合製法等に記された古書、昔使用されていた薬品、薬研、小物など。その精巧なつくりと芸術的な完成度の高さには驚かされる。小さな博物館さながらである。