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富貴楼概略 |
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| 閑静な松の森神社境内わきにある老舗料亭「富貴楼」。創業百有余年、古色豊かな純和風の店構えのなかに老舗のムードが漂います。百畳敷きの大広間をはじめ、大小九部屋を擁する亭には貴族方、内外高官も来亭されました。 富貴楼の前身は千秋亭・吉田屋とも云い、寛政時代には「崎陽松の森の千秋亭」で知られる有数の料理屋として栄えました。明治二十二年(1889)二月、時の内閣総理大臣・伊藤博文公来亭の折り、豪華に咲き競う前庭の牡丹花を賞で、それまでの富士亭を改め、内田トミの「富」をとり「富貴楼」と称するように薦められたので、トミは有り難くお受けし、以後これを屋号としました。内田トミと牡丹がこの料亭の名物だからであったのです。 富貴楼の大通りの石垣は元禄(1700)初期のものと云われています。 料理のメインは二百余年の伝統の技で作る長崎の郷土料理「卓袱料理」(富貴楼では「卓子料理」と称す)この伝統の味を求めて県内はもとより、県外からも多くの来亭者があります。亭での手軽な料金で伝統料理を味わっていただくため、お昼に限りお二人様からご利用できる「ミニ卓子料理」も喜ばれています。 |
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卓袱料理の卓袱(しっぽく)とは? |
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| 「卓」はテーブル。往時は卓にテーブルかけを垂れました。これが「袱」。現在では「袱」を使用しません。中国では「八遷卓(パツエンチョ)」または「卓子(チヨツウ)」あるいは単に「卓子(チヨ)」と呼ばれています。 広東や東京(トンキン)の中国人の話を長崎風に「しっぽく」と訛ったのだといわれ、字義的には、料理の席の形式と考えられています。 最近、「長崎卓子料理」とわかりやすく呼ばれるようになりました。 長崎では朱塗りの円いテーブルを「しっぽく」と呼ぶことがあり日本のある土地、往時の台湾などでも「しっぽく」の食事といえば「気軽」に「おもやい」料理で食事しよう、という意味があります。おこりはやはり長崎なのです。
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(資)富貴楼 |
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